今の風俗業界には出稼ぎという言葉があります。
出稼ぎとはその名の通り、需要が供給よりもある地方都市の風俗店に行って働くというシステムの事を指します。
「きてくれるからにはこの位は稼がせますよ!」という保証をつけてもらい、地方へいって、その風俗店が所有している寮などに泊まりながら働くというのが一般的な出稼ぎでしょう。
風俗業界に入る前から出稼ぎという言葉自体は知ってましたが、中に入ってビックリ。
こんなに女性たちの中で当たり前の様に選択肢の一つになっているとは思いませんでした。
「あー東京かせげないしスカウトに紹介してもらって出稼ぎいっちゃおうかなー」
こんなセリフをきくのは日常茶飯事です。
ちなみに今のスカウトは出稼ぎ斡旋業者といっても過言ではないくらい、出稼ぎに女の子を行かせまくってます。
スカウトにとっても、出稼ぎというのは女性の稼ぎがほぼ確定する為、都合がいいのです。
出稼ぎっていうのはそういうものとしてもう全然特別な事ではなく風俗業界に根付いている訳です。
でも冷静に考えてみて下さい。
やってる事は【おしん】と同じですよね。
おしんのお母さんのフジは貧しいせいで銀山温泉の酌婦になります。
酌婦というのはそこでお酌をしながら売春をするのが前提のお仕事です。
俗にいう出稼ぎです。
そもそもおしん本人も加賀屋に奉公しに行く訳です。
出稼ぎとはちょっと違うかもしれないですが、土地を変えて女性が働くというニュアンスでは近いでしょう。
ただただ交通の便がよくなったせいで「おしーーーん!!」みたいな感動の別れのシーンとかがなくなり、非常にカジュアルに出稼ぎが出来るようになった訳です。
でもお金が欲しいからその為に場所を変えて体を張って働くという本質は変わりません。
だから今の出稼ぎの文化って実はとんでもない事だよなって思うんです。
若い女性が貧困化してるって事ですよね。
確かに遊びの為に稼がざるを得ない子も沢山いますが、奨学金とか返す為に働いてる子も沢山います。
風俗で出稼ぎしないと、いたって普通の子が、世間的に普通といわれる生活が出来ないようになっている今の若い世代ってやっぱりおかしいなと思いますよ。
おしんの時代だったら分かりますけどね。
今、2017年ですよ。
おしんは時代の運命に翻弄される感動ドラマです。
出稼ぎに当たり前の様にいっている女の子も感動ドラマの主人公と同じシチュエーションに今いるんだって事を、改めて感じてみてはいかがでしょうか。
モチベーションがグッと高まるのではないでしょうか。
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