「うんこは歯茎まで」って決めていた

僕はギャップが好きだ。
ギャップがあればあるほどゾクゾクする。
お笑いが好きなのも、緊張と緩和というギャップを利用する文化として非常にレベルが高いものだからだ。
漫画が好きなのも、日常と非日常の間の部分のギャップが好きだからだ。
僕の場合は性癖もそのギャップ信仰に浸食されている。
僕はスカトロプレイが一時期凄い好きだった。
それは「女性の顔」という綺麗なものの象徴に「うんこ」という世の中で一番汚いとされる物体を塗るというギャップが好きだからだ。
スカトロプレイというのは、この上ないギャップを感じる事が出来る最高の行為だったのだ。

そういえば、「カレー味のうんことうんこ味のカレーどっちがいい?」というバカバカしい問答が昔からある。
この問答がなくならないのは「うんこ」と「カレー」の人気がとてつもないからに他ならないと思う。
要するに「カレー」の人気のポイントと同じくらい、「うんこ」は嫌われているのだ。

そしてスカトロプレイの中でも食糞というのはまた一番ハードルが高い。

脳が拒否するのだ。うんこは食べ物じゃない、という命令が脳から出てるのがなんとなくわかる。

そして、うんこは体に悪い。抗生物質飲むとか、数日前から食事を気にするとか、ちゃんと準備をしないといけないし、それをしても別に健康にいいものでは決してない。
だから僕は「うんこは歯茎まで」という自分ルールを決めていた。
女王様にどれだけ責められても、文字通り歯を食いしばって耐えた。

しかし逆にそれは自分のコンプレックスでもあった。

結局、自分は「本物」にはなれないんだ…という絶望感。

食糞自体はした事は勿論あるし、いくら歯茎っていったってうんこは唾液とまざってちょっとは入ってくる。
しかし、自分でそれを望んで楽しむ事が出来ないと、やはり食糞とは言えないのではないだろうか。

いつかまたそういう時期がきたら、いい女王様を見つけて、どこまでいけるか挑戦したいものだ。


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